朗読ボランティアさんとの連携
今までの活動
視覚障害者の為のパソコン教室を始めて5年以上になります。次々に新しいソフトが出て、またパソコンもWindows98時代からXPそしてVistaさらにWindows7と変わります。さらに、点字の自動点訳ソフト研究もします。墨字をスキャナーで読んで音声での聞き取りも研究しました。

時代の流れ
2008年の暮に朗読ボランティアの団体から、相談を受けました。20年間に渡り、視覚障害者の為の本読みをしてきたが、最近は時代の流れでテープ関係の録音機は少なくなるし、修理は大変だし、どうもお客さんはCDを利用している人も増えてきているのでデジタルに移行したいが相談に乗って欲しいとの要望。


デイジー図書
単行本で300ページくらいの本は90分テープで5巻程度が多いが、CDにすると1枚で、かさばらない、音質も問題無い。また、栞も入るし、編・章(しょう)・節・項の見出しも入るページ管理もできる。これらの本を聞くにはプレクストークという用具も販売されている。また最近は、インターネットでダウンロードして聞くのが主流です。

ソフト
以前からデイジー化のソフトはアイテイボランティアで入手していたのですが、サポートのついてるPRS PROを購入しました


試作
相談のサークルにはタイトルが250冊、テープで約2000本有るとの事でした。取り敢えず少しだけデシタル化してみました。ユーザーの検証を受けたら音が悪い・音が低い・話にならないとの事で、これは構えてやらないといけないと思いました。

テープのデジタル化
テープレコーダーからパソコンに音を取り込む際にパソコンのマイク端子からいれていたのですが、専用のUSB端子付きのテープレコーダーを購入しました。また、テープレコーダーから音声キャプチャーを通してパソコンに取り込みもしました。これらの改善で音質は良くなりました。

編集の苦労
出来上がりの評価をしてもらえるのは、ユーザーだけで依頼をされた朗読団体で出来ないのでMP3ラジオを購入してもらって聞いてもらいましたが、テープの時に校正しているので余り聞いて貰えなかったようです。

勉強会
どのように編集したら良いデイジー図書ができるのか会員で何度も勉強会をしました。保存方法とかビットレートの問題、ハードは何を使用するかで、ずいぶん迷路もさまよいました。

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